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鏡映描写の課題を通じて、両側性転移が生じるかどうかを確認します。この実験における両側性転移とは、非利き手の練習効果が利き手の課題遂行に影響を及ぼすことを意味します。
次の3条件を設けています。
前テスト(2回) | 練習(10回) | 後テスト(2回) | |
---|---|---|---|
第1群 | 利き手 | 利き手 | 利き手 |
第2群 | 利き手 | 非利き手 | 利き手 |
第3群 | 利き手 | 休憩(10分) | 利き手 |
この実験では、マウスまたはタッチパッドを使用して星形をなぞります。(スマートフォンやタブレット端末には非対応)。マウスを上(下)に移動させると画面上の線が下(上)方向に描画されます。左右の反転はありません。
星形をなぞるときは、必ず左上から開始します。左上をクリックすると赤い丸がつきます。星の角に到達すると赤丸がつきます。必ず通過しなくてはいけないチェックポイントのようなものです。
全部の角に順番に印がついて、最初の地点に戻ると画面がクリアされて、同時に画像ファイルが出力されます。画像ファイルは、EdgeとChromeでは自動的にダウンロードされます(他のブラウザは未確認です)。実験が終わったあとに、各画像を見て、輪郭から逸脱した回数を数えます。(手動です、ごめんなさい)
課題の遂行に要した時間は自動で記録されます。
次の2種類があります。
星形をなぞっているあいだは、カーソルは表示されません。 輪郭をなぞっている途中でクリックを解除したときには、いったんカーソルをスタートしたい位置まで動かして再開してください。
実験が終了したときにCSVファイルとして保存されます。ブラウザによって自動保存されたり、保存のための小さなウィンドウが表示されたりします。
実験プログラムはjsPsychを使って作成されています。その関係で、分析とは直接関係のないデータも出力されています。
各列については次の通りです。
Excelのフィルター機能を使って、phase=3のデータを抽出してreaction_timeを参照すると分析に必要なデータを得ることができると思います。
第3群の休憩時間はデフォルトでは10分ですが、これは簡単に変更することができます。
実験画面のURLを見ると、
MirrorDrawing.html?pattern=3&mouse_style=2&rest_time=10
のようになっているかと思いますが、rest_timeの後の数字を分単位で指定してください。