空間内に2個の塔を描画
空間内に1個の塔を描画してコピーを横に並べる(オリジナルの斜塔錯視)

背景を描画

カメラ位置


投影
一点透視図法(パースペクティブ)
平行投影


有名な斜塔錯視です。

塔の見せ方、背景有無、カメラ位置を操作できます。プリセットのカメラ位置の他、刺激上でマウスをドラッグすると視点を自由に動かすことが出来ます。

デフォルトでは空間内に同じ傾きの塔が2個配置されています。 チェックボックスをオフにすると、オリジナルの斜塔錯視になります。 斜塔錯視の原理がよくわかるような気がします。

デフォルトの視点から見ると、物体はそれぞれちょっと右に傾いています。 コピー並べるモードの場合、見上げると右の方が傾いているように見えます。横から見ると同じ角度で傾いているように見えて、見下ろすと左の方が傾いているように見えます。

空間に2つの物体モードの時には、見上げると物理的(2次元画像という意味で)には左の方が傾いているんですが、そう見えないと思います。 横から見ると同じ傾き、見下ろすと物理的には右のほうが傾いています。

以上の観察から、斜塔錯視については以下のことが示唆されます。 実空間で同じ傾きの横並びの塔を見上げると、網膜上の像としては傾きが異なる。傾き推定ではそれを逆算する。 一方、同じ写真を横に2枚並べると、網膜上の像として同じ傾きになる。傾き推定では同じように逆算されるので、実際の物体の傾きが異なって知覚される。

背景をなくした方が、錯視量は大きいように思います。これは、並べた2枚の画像の塔の傾きを同じ参照枠で計算するかどうかが斜塔錯視の強さに影響することを示唆します。

以下の素材を使っています